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「鉄人部門」は、ラスベガスで3年に一度開催されるIBIE(ベーキングエキスポ、8月15日〜18日)で、協会米国本部が主催する世界大会「カリフォルニア・レーズン
カルネリーチャレンジコンテスト/製パン部門」へ、鉄人大賞入賞者が参加することとなり、一次審査を通過した出場者5名は、改めて同コンテストの出場条件で、イーストブレッドとクイックレイズブレッドの各1作品ずつを最終実技審査に出品しました。このコンテストは、世界7地域の協会支部(米国、イギリス、日本、シンガポール、フィリピン、香港/中国、台湾)からのベーカーが、カリフォルニア・レーズンを使用して商品化を前提としたパンを作り、独創性、外観、味の審査基準で競います。〔同コンテストの詳細は、「カリフォルニア・レーズン
カルネリーチャレンジコンテスト/製パン部門」実施概要をご参照ください。〕
審査は、委員長に増田 信司氏(元日本パン技術研究所 講師)をはじめ、飯塚良雄氏(Y.Iizuka代表)、西川多紀子氏(全国パン専門新聞協会
会長)、赤坂三千代氏(栄養士)、渡辺裕之氏(第12回コンテスト鉄人大賞受賞者)の5氏、及びラリー
D. ブラッグ駐日代表と、公募で選ばれた「レーズン大好き! パン大好き!」という3名の一般消費者代表、中村しのぶさん、大澤明子さん、池崎泰子さんにより行われました。

第13回 カリフォルニア・レーズン ベーカリー新製品開発コンテスト入賞者及び審査員
審査員は、出場者に、レーズンの特長を生かしたパン作りをしているか、材料や工程について質問し、プロとしての技術を厳しく審査しました。また、消費者審査員は、初めて見るプロのパン作りの技術や作品に対する思いに感心しながらも、消費者が買いたい作品という目線で、各出場者に質問しながら真剣にチェックしていました。約5時間の実技審査の後、出場者22名は、作品のプレゼンテーションで、各作品の製作意図や工程、販売予定の有無、価格設定などについて説明しました。その後、10名の審査員により慎重な審議が行われ、入賞者を決定しました。
表彰式でブラッグ駐日代表は、「新製品開発は大変な努力が必要だと思いますが、今年で13回目のカリフォルニア・レーズン
ベーカリー新製品開発コンテストを開催することができうれしく思います。今年の鉄人大賞入賞者は、ラスベガスのIBIEにおいて協会本部が主催する「カルネリーチャレンジコンテスト/製パン部門」に出場します。是非ラスベガスでも力を発揮して、日本の技術をアピールして欲しいと思います。」と述べました。次にブラッグ駐日代表から、22名のファイナリスト全員にゴールドメダルが授与され、各賞の発表に移り、入賞した10名には表彰盾と、副賞として、「フレズノ研修旅行」及びラスベガスで開催される「ベーキングエキスポ(IBIE)2004」招待の目録が贈呈されました。

川村徹氏(ジョアン・ジャポン/三越銀座店)の <カリフォルニア・レーズン大賞> 受賞作品 「レザン・ピスターシュ」
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渡辺明生氏(神戸屋レストラン キッチン/天王寺店)の <鉄人大賞> 受賞作品 イーストブレッドの「レーズンと発芽玄米のリュスティック」(上)とクイックレイズブレッドの「レーズン畑」(下)
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カリフォルニア・レーズン大賞をみごと受賞した川村徹氏は、レーズンを60%配合し、ぶどう畑をイメージした作品で、外観や味のバランスが高く評価され、「2回目のチャレンジで、大賞を受賞できとてもうれしい。レーズンの栄養価を昨年のコンテストで知り、その点を消費者にアピールできる商品作りに取り組んできた。製品開発は、いつでも消費者の健康や笑顔を意識して作っている。」と、信じられない様子で感想を述べました。鉄人大賞を受賞した渡辺明生氏は、レーズンに発芽玄米やきな粉など、和の素材を組み合わせたイーストブレッド、ワインやリキュールで漬け込んだレーズンや、レーズンペーストで作ったオリジナルのレーズンバターをタルト生地に挟んで焼いたクイックレイズブレッドと、タイプの違う作品作りが評価されました。同氏は、「時間的に2種類を焼成するのは、厳しかった。イーストブレッドは、日本の素材を健康食として取り入れている米国の流行を意識した作品にし、クイックレイズブレッドは、敢えてイーストブレッドとは対照的な作品にした。ラスベガスでの作品作りは、日本とは環境などの条件も変わってくるので心配だが、精一杯頑張りたい。」と落ち着いた表情でコンテスト出場への抱負を語りました。
増田審査委員長は、「今後のキーワードは、消費者の健康や栄養をどのようにパンを通して提供するかだと思うので、この点を考えながらパン作りをしてほしい。今年の特長は、全体の5割がリッチなパン生地で、菓子パンなどの甘いパンが、特にホールセール・CVS部門の作品に多かった。リテールに比べ大量生産しやすいが、消費者のためには、もう少し工夫してレーズンを上手に生かした商品作りをしてほしい。今回は、女性の応募者が目立ったが、今後も頑張ってほしいと思う。ラスベガスでのカルネリーチャレンジコンテストに出場する、鉄人大賞を受賞した渡辺君には、現地でも大賞を勝ち取ってほしいと思う。最後に、パン作りは日々の努力と反省である。」とコンテストを講評しました。審査員の赤坂三千代氏は、「いつも栄養士の視点から、美味しくて、レーズンが生かされているか、栄養があるかのバランスで審査をしている。今後もコンテストの経験を生かし、レーズンの特徴を上手に引き出した美味しいパンを創り出してほしい。」と述べました。
レセプション会場では、それぞれの作品について積極的な意見交換が行われました。消費者審査員は、「出場者の方々も緊張したと思いますが、私達も、皆さんの大変さがわかればわかるほど、審査のためにパンを食べる手が緊張で震えました。これからも、大好きなレーズンパンを食べ続けていきたいので、出場者の皆さんに頑張って新製品を開発してほしいです。」と感想を述べました。最後に、ブラッグ駐日代表は、「優れた技術と能力を持った方々が、今日のコンテストに集まってくださり大変光栄です。今後もカリフォルニア・レーズンを使ったすばらしい新製品を期待しています。」と挨拶して締めくくりました。
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