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カリフォルニア・レーズンに"結腸がんの予防効果"を新たに検証

◇レーズンに結腸がんの予防効果

カリフォルニア・レーズン マーケティング ボード(California Raisin Marketing Board、米国内向けカリフォルニア・レーズンのマーケティング機関)では、従来より米国国内の研究機関に委嘱して、レーズンに含まれる成分が人の健康にどのように関わっているか、調査研究を行っています。イヌリンに続いて、この程、レーズンに結腸がんの予防効果があるという研究が報告されました。

カリフォルニア州のヘルス リサーチ スタディ センター(Health Research Studies Center)のジーン スパイラー博士(Gene Spiller, Ph.D.)の研究室に委嘱して行った「レーズンの胆汁酸排泄、腸内通過時間及び大便量に与える影響」と題する調査研究の結果、1日に1/2カップのレーズンを食べることにより、結腸がんの危険因子が減少することが新たに分かりました。また、レーズンの食物繊維と酒石酸の組み合わせが、結腸の機能と健康に重大な役割を果たすという、仮説を裏付けました。

スパイラー博士は、「天日干しされたレーズンの摂取と結腸がんの危険因子が変化することには関連があり、調査では、1日に1/2カップの少量のレーズンを食べると、結腸の機能に良好な変化が認められました。 これは、米国において結腸・直腸がんと診断される年間13万人とも言われる患者の病気との戦いに役立つものです。」と語りました。

日本の死亡原因はがんが第1位で、しかも大腸がん(結腸がんと直腸がん)は、年々増加している状況からみると今回の結果に無関心ではいられません。

平成11年(1999年)大腸がんの死亡者数・死亡率(人口10万対)
  総 数 男 性 女 性
死亡者数 35,363例 19,418例 15,945例
死亡率 28.2% 31.6% 24.9%
資料:厚生労働省「人口動態統計」

調査の手法として、博士は16名の健康な成人男女を対象に、良好な結腸の変化を測定しました。その結果、1日に 1/2カップのレーズンを食することで、大便中の胆汁酸の濃度が低下し、食物や体内の老廃物が、腸内の消化システムを通過し、便として排出されるまでの時間が短縮した上に、排便量が増加しました。 がんのような腫瘍の成長を促す結腸中の胆汁酸を減少することができたのです。

大便の腸内通過時間の短縮と便量の増加は、食物中の発がん物質を希釈し、腸壁への影響を少なくします。また、結腸内のpH値も低下し、結腸がんの危険因子を減少させます。 これは、繊維不足の食事が引き起こす結腸、直腸がんなど、種々の腸の病気、大腸疾患や大腸障害の予防につながります。

資料:Health Research Center, Los Altos, CA

酒石酸は、二塩基性の酸味の強い有機酸で、水、アルコールによく溶けます。レーズンに酒石酸が多く含まれていることはよく知られています。レーズン1/4カップ中の酒石酸は赤ワイングラス一杯(103g)の2〜4倍含まれています。博士は、レーズンが酒石酸を含んでいるにもかかわらず結腸がんを予防する効果があると指摘します。

同博士の研究によれば、酒石酸は、食物や体内の老廃物が、腸の消化システムを移動する時間を短縮し、有害な胆汁酸の代謝を改善するという重要な役割を果たします。 また、食物繊維単独の場合に比べて酒石酸と一緒になると、便の通過時間を速め、胆汁酸が減少し、結腸の機能と健康の向上により効果があることが証明されました。

レーズンは、単に便秘の予防だけでなく結腸の機能を改善し、がんを予防する効果のある食品です。食事も含めた環境因子は、結腸がんの危険因子の65パーセントにものぼり、相当部分を占めます。これまでの調査研究で、レーズンには、食物繊維やビタミン、ミネラルなどに加えて、イヌリン、抗酸化物質を多く含まれでいることが、分析の結果判っています。

博士の研究報告を受けて、CRMBは「レーズンは、結腸がんの危険因子を減少させます。 特別な調理も不要で、家庭に常備しておけば、いつでも食することができます。 入手も極めて簡単で、価格も安い。 毎日の食生活に取り入れることで、健康に役立ちます。」と、 レーズンの日常的な摂取を推奨しています。

 
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