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カリフォルニア・レーズン協会では、ホテル、レストランなどの調理士及びシェフを対象に「2001年カリフォルニア・レーズン
料理&デザート コンテスト」を実施、5月26日(土)服部栄養専門学校(東京都・渋谷区)で行われた最終審査で、入賞者を決定し、表彰式を開催しました。
昨年は料理単品の募集でしたが、今年は料理とデザートの組み合わせで1つの作品として募集した結果、応募数は、洋食95作品、中華53作品、和食30作品の合計178作品となり、この中から、洋食5作品、中華3作品、和食2作品の合計10作品が最終審査に臨みました。
最終審査は、佐竹 正 駐日副代表の司会で始まり、まずラリー D. ブラッグ駐日代表が、「今年も優れたレシピが寄せられ、感謝している。レーズンは世界各国で使われている食材で、応用範囲が広いことを、このコンテストを通して是非知っていただきたい。美味しい料理を作り、多くのレストランで提供されるようになることを期待している。」と、最終審査出場者に励ましの言葉を述べました。また、当日は、カリフォルニア・レーズン協会本部から、テリー
スターク ゼネラルマネージャー、ハリー リクスマン輸出部長が特別に参加しました。次いで、審査委員長の服部
幸應氏(服部栄養専門学校 校長)をはじめ、小倉 久米雄氏(日本全職業調理士協会 会長)、坂井
宏行氏(ラ・ロシェル オーナーシェフ)、嶋村 光夫氏(ロイヤルパークホテル 総料理長)、服部
津貴子氏(服部学園 服部流割烹家元会 会長)、麦田 文雄氏(東京全日空ホテル 中国料理長)の各審査員が紹介されました。
審査委員長の服部 幸應氏は、「カリフォルニア・レーズンの特徴をいかして、和・洋・中の各分野で日頃の技術を思う存分に発揮して欲しい。美味しい作品を期待しています。」と挨拶した後、出場者10名の紹介が行われ、会場の関係者は拍手で激励しました。厨房及び調理器具の説明が行われ、1時間30分の実技審査に移りました。
試食及び総合審査の結果<カリフォルニア・レーズン大賞>には、中華部門の冨田 倉松氏の「鴨肉のロースト
レーズン蒸しパンとレーズンクレープ包み 牛フィレのパートフィロ包み レーズンソース」と「レーズン入り白ごまのババロア
クコの実ソース レーズン入り白玉だんご ココナッツ風味」が選ばれました。
また、<審査員特別賞>には、洋食部門の都沢 岳司氏の「鴨肉と手長海老のアンサンブル
たくさんのレーズンと共に」と「天使のような軽いヨーグルトのムースとふんだんに使ったレーズンとりんご煮」が選ばれました。
次に、<アイデア賞>には、志賀 高幸氏の「カリフォルニア・レーズンで味わう鴨のローストとキャベツ包み」と「カリフォルニア・レーズン入りクリームチーズのムース
ブドウに見立てたリンゴ添え」、下口 正直氏の「豚フィレ肉の香味焼きとスペアリブの赤ワイン煮 じゃがいもとアボガドのピューレ添え」と「マスカルポーネのレーズン入り
レッド・グローブ載せ レーズン入りヌガーグラッセ添え」、矢野 修巳氏の「カリフォルニア・レーズン入りうずらのコンフィにレーズンゼリーを添えて」と「ライスプリン
カリフォルニア・レーズンとりんご添え」、がそれぞれ選ばれました。
表彰式では、ラリー D. ブラッグ駐日代表より、表彰楯とともに副賞として冨田氏と都沢氏には、<カリフォルニア州フレズノとナパのアメリカ料理学校(The
Culinary Institute of America)視察の旅目録>が、アイデア賞の志賀氏、下口氏、矢野氏には、表彰楯と5万円相当の旅行券が贈られました。また、佳作賞の5名には、表彰楯と3万円相当の旅行券が贈られました。(「最終審査結果」)
審査員長の服部 幸應氏は、「今回はメインディシュとデザートの両方ともおいしいということを念頭に審査した結果、全員一致で大賞が決まった。決め手はソースの味で、大賞の冨田さんの作品は中華料理に西洋の調味料バルサミコ酢を使った料理の国際化、料理のフュージョンともいえる作品で、鴨肉との相性が絶妙の料理だった。」と評価しました。
各審査員からは、「塩、コショウをいつ使うかなど、基本を守ってこれからも技術向上に励んでほしい。」(嶋村
光夫氏)、「コンクールでは、時間の配分が大事。時間通りに終わらないと判定で落ちる。今回は時間調整が充分でない人もいたが、料理というのは、料理人の自己評価ではなく、お客さんの評価である。経験を重ねて腕を磨いてほしい。」(坂井
宏行氏)、「レーズンの応用は難しいと思っていたが、和食の新しい食材ではないかと感じた。経験を積み重ね、レーズンにも慣れてきたら和食にも充分に使えると思った。今後の和食メニュー開発に期待したい。」(小倉
久雄氏)、「中国料理には広東料理、上海料理というように色々あるが、今年も中華部門が大賞になったので、レーズンは中華料理に合うのではないだろうか。大賞作品は非常に興味深いものであった。お客さんが評価してくれる出来映えだと思う。」(麦田
文雄氏)等のコメントが寄せられました。講評は総じて、レーズンを使った料理の多様性を念頭にいれた将来にメニュー開発の必要性を提唱しました。
その後、テリー スターク ゼネラルマネージャーの乾杯でレセプションが開始され、インタビューの中で、大賞受賞の冨田氏は「だめでもともと。応募することに意義がある、と常々若い料理人にも言っているが、178作品の中で、10人に選ばれただけでも光栄なのに、まさか自分が大賞を受賞できるとは思っていなかった。この経験を生かして、レーズンを使った中華料理の幅を広げたい。若い料理人にもチャレンジするように励ましたい。」と興奮さめやらぬ様子で喜びを語っていました。
また、この日は三重県立 相可高等学校食物調理科 調理師コースから村林 新吾教諭と、生徒の深見
真由さんが特別ゲストとして招待されました。これは、プロ対象のコンテストに自分たちのレシピを評価してもらおうと生徒30名が応募したもので、主催者を驚かせましたが、レシピの完成度と料理に対する先生や生徒の姿勢に感激した審査員や協会が、今後の授業に役立ててもらおうと、コンテストに招待したものです。
村林教諭は、「こんなすばらしいイベントに招待していただき感謝しています。食物調理科は3学級60名の生徒が在籍しています。その中の生徒30名が応募しました。早速、生徒全員に報告して、今後の励みとさせていただきます。」と、感謝の言葉を述べ、生徒の深見さんは、「とても感激しました。ソースの使い方や手際の良さなどプロの技術の凄さに圧倒されました。私もがんばって、いつかコンテストに出たい。」と、あこがれの審査員を前に、緊張しながらも、抱負を語ってくれました。
協会では、今後とも、料理素材としてのカリフォルニア・レーズンの効果的な使い方やアイデアに富んだメニュー、製品開発につながるよう、積極的に情報を提供していきます。
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