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カリフォルニア・レーズン協会(駐日事務所:東京都千代田区、代表:ラリー D. ブラッグ)では、7月9日、「第11回
カリフォルニア・レーズン 菓子新製品開発コンテスト」の最終実技審査を東京製菓学校で、結果発表及び表彰式をホテル
グランドパレスで実施しました。
このコンテストは、カリフォルニア・レーズンを使用した新製品の開発と商品化を促すため、菓子製造に関連する業界のすべての製品開発及び製造担当者を対象に実施しているものです。今年度11回目からは、従来の「洋菓子部門」を「洋生菓子部門」(アントルメ、プティ・ガトー、ロールケーキ)に拡大変更し、「ギフト菓子部門」(焼き・蒸し菓子、ビスケット・クッキー、チョコレートなどのコンフィズリー類)及び、新部門の「和菓子部門」(生・半生菓子、干菓子など)の3部門で、作品を募集しました。
その結果、応募総数は、洋生菓子部門65作品、ギフト菓子部門32作品、和菓子部門14作品の合計111作品が集まりました。この中から洋生菓子部門8作品、ギフト菓子部門4作品、和菓子部門3作品の合計15作品が最終実技審査に臨みました。
◆審査
審査は、大山栄蔵氏(社団法人日本洋菓子協会連合会 技術指導委員長)、島田進氏(社団法人日本洋菓子協会連合会 技術指導副委員長)、中村勇氏(東京製菓学校
副校長・理事)、藪光生氏(全国和菓子協会 専務理事)、戸塚義正氏(日本菓子協会東和会 会長)の5氏に加え、公募によって選ばれた、「レーズン菓子大好き!」という3名の一般消費者代表、藤島しのぶさん、高田寧子さん、秋本敦子さん、そして審査委員長のラリー
D. ブラッグ代表を含む9名で行いました。
審査にあたりブラッグ代表は、「本日もすばらしい方々に集まっていただきました。おいしくて、商品化される作品を期待しています。」、また、藪光生氏は、「菓子というのは、心の栄養です。技術、創造性を発揮した、すばらしい作品を期待しています。」と、ファイナリストを激励して約3時間の実技審査はスタートしました。その後、試食と審議が行われ、作品の味、外観、市場性などを総合的に評価し、各賞を決定しました。
◆発表&表彰式
審査結果の発表及び表彰式で、ブラッグ代表は、「本日は、日本洋菓子協会連合会をはじめ、全国和菓子協会などの協力を得て、コンテストを開催できたことをうれしく思います。今回も審査は難航しましたが、すばらしい入賞作品が決定しました。作品は、鮮やかな色彩が目を引きましたが、それ以上にレーズンコンテストでは、いかにレーズンの味を生かしたおいしい作品であるか、また商品化が可能かといった点が最大のポイントです。若い皆さんには、その点を今後さらに勉強され良い作品を作っていただきたいと思います。ファイナリストの皆さん、今年も努力して、すばらしい作品を作っていただき、ありがとうございました。」と挨拶し、15名のファイナリスト全員にゴールドメダルを授与、各賞の発表に移りました。

<部門賞>洋生菓子部門:新田優子氏(ホテルオークラ)の受賞作品、「アンサンブル 〜レーズンと紅茶の香り〜」 |

<部門賞>ギフト菓子部門:小崎弘嗣氏(ベルグの4月/神奈川県横浜市)の受賞作品、「Budome」 |

<部門賞>和菓子部門:神田さとみ氏(東京製菓学校)の受賞作品、「太陽の調べ」 |
◆各賞
<カリフォルニア・レーズン大賞>は、該当者なし、続いて<部門賞>は、洋生菓子部門からは、新田 優子氏(ホテルオークラ)の「アンサンブル 〜レーズンと紅茶の香り〜」、ギフト菓子部門からは、小崎弘嗣氏(ベルグの4月/神奈川県横浜市)の「Budome」、和菓子部門からは、神田さとみ氏(東京製菓学校)の「太陽の調べ」が選ばれました。また今年は特別に、<審査員奨励賞>を設定、洋生菓子部門の高瀬洋平氏(パティスリーナオキ/東京都世田谷区)の「California
breeze」が選ばれました。入賞した4名には表彰盾と、副賞として、「フレズノ研修旅行」招待の目録が贈呈されました。
◆審査員の講評
大山栄蔵氏は、「今回のコンテストでは、一次審査通過者の過半数が女性でした。女性は、菓子業界において中心的な消費者でもありますから、どうしたら女性にレーズン菓子が受け入れられるのか研究してほしい。レーズンは健康食品ですから、これを機会に、レーズンを使った新製品を積極的に開発してほしい。」と審査を振り返り、女性のファイナリストに期待を寄せました。
島田進氏は、「どの作品もすばらしく、デザインは良かった。審査員は、レーズンの下処理にも注目した。それぞれおいしかったが、レーズンの持ち味を引き立たせる努力がもう少し欲しかった。日頃からレシピを研究して、是非次回もチャレンジしてほしい。」とコメント。
中村勇氏は、「受賞者の皆さん、おめでとう。このコンテストで一番重要なのは、レーズンの下処理になると思う。部門賞を受賞した新田さんの作品は、レーズンを、白ワインに酢とレモンを加えたもので漬け込んでいたが、これから期待される下処理法だ。小崎さんの作品は、パイナップルの濃縮果汁と赤こしょうを混ぜた液にレーズンを漬け込み、レーズンとパイナップルの酸味の相性がよく、評価された。神田さんの作品は、餡にレーズン濃縮果汁を使用するという工夫が見られた。また、審査員奨励賞の高瀬さんの作品は、味はすばらしかったが、マンゴーの味が強く、レーズンの持ち味を生かしきれていない。今後は、その点の工夫を期待する。」などと、全体的に下処理の漬け込み材料のバランスや、その大切さを指摘、アドバイスしました。
表彰式に出席できなかった藪光生氏は、「アイデアなど、全てにおいて審査すべきものが集まった。神田さんの作品は、和菓子という伝統的な菓子の中に、レーズンを加え、味の調和を図り、商品化も充分可能だと思われた。さらに工夫と経験を重ねて、立派な技術者になることを期待します。」とコメントを寄せました。
消費者審査員は、フィナリストの繊細な作業の連続に息を呑む様子で見入り、また試食では、バラエティに富んだ作品に感激し、楽しみながらも、消費者の目線で審査を行いました。高田寧子さんは、「こんなに、色々なレーズン菓子を食べたことはなく、とても、楽しい一日でした。」、また、藤本しのぶさんや秋本敦子さんは、「皆さんの真剣さに感動しました。どのレーズン菓子も、おいしかった。これからも、レーズン菓子を食べ続けたい。」とコメントしていました。

受賞者・審査員とカリフォルニア・レーズン協会 ラリー D. ブラッグ代表の記念写真
◆入賞者のコメント
部門賞を受賞した新田優子氏は、「先輩の後押しと、自分でもチャレンジしてみたくて応募しましたが、応募してよかったです。レーズンや濃縮果汁の分量や、生地のまとまり具合など反省点はありますが、やりがいはありました。」と充実感に溢れた様子でコメント。また、小崎弘嗣氏は、「チャレンジするなら入賞したいという意気込みで応募しました。作品は、応募を考えている時に、ヨーロッパに行く機会があり、そこでローマジパンをチョコレートでコーティングした 菓子との出会いがヒントになりました。レーズンを加えれば、さらに美味しくなるのでは思い、レーズンの下処理なども工夫し、応募レシピを考えました。アメリカは、ハワイしか行ったことがないので、楽しみです。野球も見たいです。」と、うれしそうでした。また、神田さとみ氏は、「ラッキーだと思います。和菓子のコンテストは余りないのでチャレンジしました。レーズンや濃縮果汁を使った餡づくりでは、黒糖よりあっさりした赤糖を使用するなど工夫しました。」と信じられないと感激していました。審査員奨励賞を受賞した高瀬洋平氏は、「今回が3回目の応募でファイナリストに残りました。今回を教訓に来年もチャレンジして、大賞を狙いたい。」と来年に向けて熱い思いを語りました。
最後に、ブラッグ代表は、「今回は、応募者の2/3が受賞者の先輩からアドバイスをもらって応募した後輩たちで、これまでで最年少の19歳の方もいるなど、若い方からの応募が集まったのが特長だったと思います。今後も技術を磨いて、何度もチャレンジしてほしい。」と、若い才能へエールを送り閉会しました。
カリフォルニア・レーズン協会では、今後もこうしたコンテストを通して、カリフォルニア・レーズンの効果的な使い方や、アイデアに富んだ新製品開発に役立つ情報や機会を提供していく予定です。各コンテストやセミナーの情報は、協会のホームページ(http://www.raisins-jp.org)でも紹介しています。
【付記1】第11回 カリフォルニア・レーズン 菓子新製品開発コンテスト実施概要
【付記2】第11回 カリフォルニア・レーズン 菓子新製品開発コンテスト最終実技審査結果
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