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カリフォルニア・レーズン協会(駐日事務所:東京都千代田区、代表:ジェフリー N.マクニール)は、「第15回
カリフォルニア・レーズン ベーカリー新製品開発コンテスト」の最終実技審査と表彰式を、6月17日に行いました。
部門は、一般部門の「ホールセール・コンビニエンス製品部門」と「インストア・リテール製品部門」、歴代入賞者が対象の「鉄人部門」の3部門です。今回の「鉄人部門」は、一般部門と同様の2分野とし、「カリフォルニア・レーズンを使った生地で作る、調理・惣菜パン」をテーマに募集しました。その結果、合計196作品の応募が集まり、「ホールセール・コンビニエンス製品部門」は28作品、「インストア・リテール製品部門」は150作品、また「鉄人部門」は18作品となりました。
このうち、「ホールセール・コンビニエンス製品部門」から5作品、「インストア・リテール製品部門」から11作品、「鉄人部門」から6作品の合計22作品が第一次書類審査を通過、最終実技審査に臨みました。
◆審査
審査は、増田信司氏(増田企画 代表)をはじめ、矢野秀敏氏(全国パン専門新聞協会 会長)、赤坂三千代氏(栄養士)、杉浦英明氏(社団法人
日本パン技術研究所 講師)、渡辺明生氏〔(有)レオ・ナイスブレッド(第13回鉄人大賞受賞者)〕、に加え、公募で選ばれた「レーズンパン大好き!」という一般消費者代表、工藤(くどう)美幸(みゆき)さん、田代(たしろ)かおりさん、安井(やすい)薫(かおる)さん、そして審査委員長のジェフリー
N.マクニール駐日代表を含む9名で行われました。
出場者22名は、レーズン種を使用した生地や、レーズンの漬け込み液に工夫を凝らすなど、またこれまでのレーズンパンにはない新しい食材との組み合わせに挑戦するなど、原材料の計量から最終工程の飾りつけまで、一生懸命に作業を続けました。審査員は、出場者にレーズンの前処理の仕方、レシピ開発のキッカケなどを質問しながら、プロとしての技術や実際に商品化した場合の作業効率などを厳しく審査していました。消費者審査員は、初めて見るプロのパン作りの技術や、ムダのない動作に感心し、また、レーズンと様々な食材との組み合わせに驚きながらも、消費者の目線で確認していました。
約6時間の実技審査の後、出場者22名は作品のプレゼンテーションに移り、各作品の製作意図や工程、販売予定の有無、価格設定などについて説明しました。試食審査の後、9名の審査員により慎重な審議が行われ、入賞者10名を決定しました。
◆発表&表彰式
表彰式でマクニール駐日代表は、「今年で15回目を迎えるカリフォルニア・レーズンベーカリー新製品開発コンテストに参加するための皆さんの努力を大変嬉しく思います。また、皆さんの技術の高さと創造力に感銘を受けました。各企業の方々も、この技術の高さ、作品の素晴らしさは自慢してください。大変興味深い作品やアイデアもたくさんあり、是非アメリカの協会本部でも紹介したいと思います。これらのアイデアが商品化されるのを大いに期待しています。また、初めて審査員として参加した私をご指導くださった審査員の先生方に、お礼申し上げます。」と述べ、22名のファイナリスト全員にゴールドメダルを授与、その後、各賞の発表に移りました。
◆各賞
<カリフォルニア・レーズン大賞>は、ホールセール・コンビニエンス製品部門から佐藤大輔(さとうだいすけ)氏(神戸屋/大阪府)の「レーズンの恵み」、インストア・リテール製品部門から茶山寿人(ちゃやまひさと)氏(ドンク上野松坂屋店/東京都)の「リーフレーズン」が選ばれました。<審査員特別賞>は、ホールセール・コンビニエンス製品部門から石原理恵(いしはらりえ)氏(第一屋製パン/東京都)の「ガトー・レーズン」、インストア・リテール製品部門から大場史夫(おおばふみお)氏(ブーランジェリー・オーヴェルニュ/東京都)の「プラリネレザン」と、小林大悟(こばやしだいご)氏(満寿屋商店/北海道)の「干しぶどうのマカロン」が選ばれました。
<カリフォルニア・レーズン大賞>受賞作品

ホールセール・コンビニエンス製品部門:佐藤大輔氏(神戸屋/大阪府)の「レーズンの恵み」
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インストア・リテール製品部門:茶山寿人氏(ドンク上野松坂屋店/東京)の「リーフレーズン」
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<グッドアイデア賞>は、ホールセール・コンビニエンス製品部門からは長尾有佳(ながおゆか)氏(フジパン/愛知県)の「レーズンフラワー」、インストア・リテール製品部門から小島秀文(こじまひでふみ)氏(リーガロイヤルホテル京都/京都府)の「ビアスクリューレザン」が選ばれました。そして、<消費者推薦優秀賞>は、齋藤豊(さいとうゆたか)氏(サンジェルマン/神奈川県)の「レーズンのハーブ風味パピヨット仕立て」が選ばれました。<鉄人大賞>は、ホールセール・コンビニエンス製品から北方真樹(きたがたまき)氏(フジパン/愛知県)の「バジルの薫り」とインストア・リテール製品から横山暁之介(よこやまきょうのすけ)氏(K.
YOKOYAMA/埼玉県)の「デリスレザン」が選ばれました。入賞した10名には表彰盾と、副賞として「フレズノ研修旅行」招待の目録が贈呈されました。
<鉄人大賞>受賞作品

ホールセール・コンビニエンス製品部門:北方真樹氏(フジパン/愛知県)の「バジルの薫り」
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インストア・リテール製品部門:横山暁之介氏(K. YOKOYAMA/埼玉県)の「デリスレザン」
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◆審査員の講評
増田信司氏は、「入賞者の皆さんは、おめでとうございます。また、入賞に漏れた方は、これまでも5回目の挑戦で入賞した方もいますので最後まで挑戦して下さい。一次審査員と共に、196作品の応募書類をひとつずつチェックし、断腸の思いでファイナリスト22名を選びました。また今回は9名もの女性がファイナリストに残りました。特にホールセールは分野では、開発など女性の感性が生かされる場ではないかと思います。今後も女性の活躍を期待しています。最終審査22作品の特長は、レーズンの前処理に、梅酒やワイン、また焼酎での漬け込みなどがあり、レーズンとチーズやクルミの組み合わせも
立ちました。その他、レーズンとしょうが、ゆず、ハーブ類との組み合わせがありました。皆さんには、今後もカリフォルニア・レーズンを使用した消費者に喜ばれるパンを開発し、業界に活力を与えてほしいと思います。新製品開発は難しく、新しい発想は一瞬のひらめきから生まれますが、感性を磨かないとひらめきは生まれてこないものです。感性を磨いて新製品開発に取り組んで下さい。入賞者は、自分の努力、知力だけでなく、育ててもらった先輩、友人、オーナーや家族にも感謝を忘れないで下さい。今回入賞に漏れた方も、“いつかは”という姿勢で来年に挑戦して下さい。」と講評しました。
3人の消費者審査員は「パンが大好きで、特にレーズンパンは子供の頃から食べていましたが、今日は審査員になって、多くの種類のレーズンパンを食べられてとても幸せでした。レーズンパンの製作を見て、時間を掛けて作られるパンを、もっとじっくり食べていきたいと思いました。」、「出場者の皆さんが、アイデアと愛情を一杯込めてパンを作っている姿を見て、また、そのパンを味わうことができ、本当に幸せでした。この幸せな気分を私達3人が独り占めするのはもったいないので、是非、今日の22種類の美味しいレーズンパンを、ひとりでも多くの“消費者”が味わえるように商品化していただき、幸せな気分を感じられる様にしてほしいと思います。」、「素人には思いつかない種類のレーズンパンがたくさんあり、選ぶのは本当に難しかったですが、入賞なさったパンは本当に良かったと思います。」と、感激した様子で感想を述べました。
審査員の赤坂氏は、栄養士の立場から、「色々な素材とのミックスで、レーズンの甘味や風味を生かしきれていないと感じました。レーズンを主役にした時の、レーズンの持ち味をどう生かすかですね。これほどレーズンと小麦の栄養バランスが良いのだから、やはり毎日食べられるレーズンパンが今後の課題ではないで しょうか。」とコメントしました。
◆入賞者のコメント

「リーフレーズン」でカリフォルニア・レーズン大賞を受賞した茶山寿人氏(ドンク上野松坂屋店/東京都)
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「レーズンの恵み」でカリフォルニア・レーズン大賞を受賞した佐藤大輔氏(神戸屋/大阪府)
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第15回 カリフォルニア・レーズン ベーカリー新製品開発コンテスト入賞者及び審査員
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カリフォルニア・レーズン大賞を受賞した茶山寿人氏は、「今回は自然をテーマにしました。開発のヒントは、洋ナシの赤ワイン漬けのパンが店舗で人気があり、それをヒントにレーズンを赤ワインに漬け込みました。まだ信じられないです」。鉄人大賞を受賞した北方真樹氏は、「感動しました。レーズンとチーズ、バジルペーストの組み合わせが認められてうれしいです。全国発売したいです。フレズノではワインを飲みたいです。」と感激の笑顔でコメントしました。また、特別賞を受賞した石原理絵氏は、「再々チャレンジで入賞できて本当にうれしいです。とにかく今回は、レーズンの味を引き立たせるように心がけ、粉に対して200%のレーズンを混ぜ込みました。代表作品になります。今後もステップアップして、売れるレーズンパンを作っていきたいです。」とコメントしました。
その他、「カリフォルニア・レーズンを誰よりも多く使ったパンを作りたい。」と、プレゼンテーションでは、自作の資料でPRし、見事思いが通じ、カリフォルニア・レーズン大賞を受賞した佐藤大輔氏、「スパイシーなレーズンチャツネとレーズンの酸味と甘さを生かしたレーズンカレーペースト、レーズンの美味しさを 生地、ソース、薬味にも生かす工夫を考えました。」と、レーズン使いの技術が審査員を捉えて鉄人大賞を受賞した横山暁之介氏など、入賞者は皆一様に満面の笑みで嬉しさを語っていました。
最後に、マクニール駐日代表は、「皆さんの大事な作品を食べて審査できたのは、すばらしい経験でした。本当にありがとうございます。これを機会に皆さんの作品が商品化され、消費者により美味しいレーズンパンを提供して下さるよう期待しています。フレズノ視察旅行での再会を楽しみにしています。」と挨拶して閉会しました。
協会では、今後もコンテストやセミナーを通して、カリフォルニア・レーズンの使い方や新製品開発のアイデアを提供します。各コンテストやセミナーの情報は、協会のホームページでも紹介しています。 |