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■2006年9月21日■(RAC05/06-50)
カリフォルニア・レーズン協会 フレズノ研修旅行終わる
韓国、シンガポールの技術者も参加、
〜異文化交流で技術の輪が広がる〜

カリフォルニア・レーズン協会(駐日事務所:東京都千代田区、代表:ジェフリー N.マクニール)は、ベーカリーコンテストとメニューアイデアコンテストの入賞者による恒例のカリフォルニア・レーズンの故郷、カリフォルニア州フレズノ市を訪れる研修旅行(8/24〜9/2)を終え、一行は9月初旬に帰国しました。今回は、研修旅行としては初の韓国、シンガポールからもパンや菓子の技術者が参加し、技術者同士の積極的な異文化交流も行われました。

この研修旅行は、協会が主催するコンテスト入賞者を対象に、カリフォルニア・レーズンのぶどうの収穫から天日干しなどの生産工程などを視察し、レーズンへの理解を深めてもらい、同時に新製品開発に役立ててもらう事を目的とし、協会が毎年実施しているものです。

今回の旅行には、「第15回ベーカリー新製品開発コンテスト」入賞者10名、「2006メニューアイデアコンテスト」入賞者3名のほか、東京製菓学校パン科教師の高橋朗氏を含む、総勢18名が参加しました。8月24日、成田空港での出発式において参加者達は、「他の入賞者とも情報交換して世界を広げたいと思う」と、研修旅行の抱負を語り合い、フレズノに向けて出発しました。

今回の研修旅行の特徴は、協会としては初めて、韓国、シンガポールからの技術者と合同で研修旅行を行ったことです。韓国からはベーカリーの講師や日本へも留学経験がある技術者など、駐在事務所の担当者を含めた4名、また、シンガポールからはパンと洋菓子のコンテスト大賞受賞者と担当者を含めた3名の、合計7名が参加。1週間の旅程を共にしながら、それぞれの国の事情、ベーカリーや菓子製作の技術の違いについて意見交換も行われ、今回の研修旅行は例年にない、“アジアのパン技術交流”となりました。

また、参加者はぶどう畑でぶどうを手摘みし、畝に敷いた紙にぶどうを並べ乾燥させるなど、実際にレーズンの生産工程の一部を生産者と供に体験。その後、加工工場では袋詰めされる直前のレーズンを試食、“生産地で味わうレーズン”の食感、風味に皆一様に「美味しい」と感激し、カリフォルニア・レーズンに新たな愛着を感じているようでした。

■CIA (The Culinary Institute of America)にて
一行は、24日にサンフランシスコ到着後、現地のスーパーや市内見学を行い、翌25日に、ナパヴァレーのアメリカ料理学校(CIA:The Culinary Institute of America)を訪れました。この旅程は、例年恒例になっているものですが、日本ではあまりみられない、料理の一貫教育の施設に、皆驚かされているようでした。キャンパスの一画にあるハーブガーデンでは、特に、メニューアイデアコンテストの入賞者は、食材の畑まである料理学校と日本の学校との大きな違いに驚いていました。

CIA(The Culinary Institute of America)でレセプションに向けてコンテスト入賞作品を製作する参加者

レセプションでコンテスト入賞作品を試食する招待者

レセプションにて、新会長のクリス・ガンランド氏(中央)、研修旅行参加者とカリフォルニア・レーズン協会関係者

カリフォルニア・レーズンの原料、トンプソンシードレス種のぶどうの手摘み収穫を体験する参加者

その後、同校の講師、ロバート・ジョリン氏による、全粒粉のパンの発酵と味の変化や比較などについてのベーキングの講義、チーズのトレンドについての講義を受講し、26日には、同施設で協会本部主催のレセプションに向けたコンテスト入賞作品の製作を行いました。参加者達は、慣れない環境のなか、高橋氏のアドバイスを受けながら製作を無事終了しました。翌日は、ワイナリー見学の後、フレズノへ移動しました。

■フレズノにて、ぶどう畑や加工工場の見学、レセプション
フレズノに到着後、参加者はぶどう畑や加工工場を訪れ、今年のぶどうの生育状況、加工の現場を見学しました。今年はカリフォルニアも雨が多く若干生育が遅れていたが、その後の 熱波で例年の生育状態に戻り、糖度も高く例年同様の高品質のレーズンができていると説明を受けました。初めて見るカリフォルニアの広大なぶどう畑に驚き、レーザーソーターにレーズンを2回も通し異物を取り除くなど徹底した品質管理に感心しながら、加工工場の最新設備の説明を熱心に聞いていました。

レーズンの知識を深めた参加者は、恒例の協会本部主催のレセプションへ招待されました。繁忙期にも関わらず、レーズンの生産・加工業界より80名近くの関係者が出席し、日本をはじめ、一緒に参加した韓国とシンガポールの技術者と出席者の交流が盛んに行われました。レセプションでは、入賞者がCIAで製作したパンやデザートなど、各作品の展示と試食も行われ、レセプションの出席者からは、どの作品においてもカリフォルニア・レーズンの使い方、その技術力、見た目や味など、どれもオリジナリティに富んでいる、と大きな賛辞が寄せられました。入賞者も、各々の作品について辞書を片手に懸命に説明するなどコミュニケーションに積極的で、レーズンを通したふれあいを楽しんでいるようでした。

また、マクニール駐日代表は、会場の生産者、加工業者に対して今年度7月までの対日プロモーション活動についてのプレゼンテーションを行い、ベーカリーや料理コンテストを通じて、新しいレーズンパンやメニューが誕生することは、レーズンファンの増加に大きく寄与している、とこれらの活動の重要性について説明しました。また同代表は、参加者に向けて「フレズノでの素晴らしい体験を是非自国に持ち帰り、参加者全員にカリフォルニア・レーズンの大使になってほしい。」とアピールしました。

■フレズノにて、ぶどうの収穫体験、水源地訪問
翌29日は、ぶどうの手摘み収穫・天日干しの体験と、ぶどう畑に灌漑用水を供給しているワンダーバレー水源地を訪れました。まず、ぶどう畑では、参加者達は、昨年から始めたぶどうの手摘み体験に挑戦。一房ずつ丁寧にぶどうを手摘みし、それを天日干しするために、ぶどう畑の畝に敷いた紙に並べました。通常手摘み労働者は、日中の暑い時間帯を避け、明け方の数時間の作業で1日150から200枚位分ものぶどうを収穫し、天日干しを行います。最近では、ぶどうを房ごと収穫し畝に敷いたシートにぶどうを並べていくまでの作業を全て機械で行う、という新しい収穫方法も開発されていますが、労働者と同様の手摘みを体験したことで、参加者は、改めてその広大なぶどう畑で手間のかかる作業の厳しさを認識し、新たな発見があったようです。

その後、ワンダーバレー水源地を訪れ、広大なぶどう畑を潤す豊富な水源を見学。参加者は、カリフォルニア・レーズンが、太陽、広大で豊かな土壌と水源、多くの人の手、そして最新設備を用いた多くの工程を経て生産されている一連の工程を視察・体験しました。カリフォルニア・レーズンが世界中で長年に渡り利用されてきた理由を理解したようです。

■フレズノにて、協会本部訪問
参加者は、カリフォルニア・レーズン協会の本部事務所を訪問し、協会の組織や業務についての説明を聞きました。米国内、海外で様々なマーケティング活動を行い、カリフォルニア・レーズンに関わる人々をサポートする、熱心なスタッフ達との交流は、参加者への心に強く残った様子でした。カリフォルニア・レーズンに一層愛着が沸いた様子の参加者は、生産地からのメッセージのバトンを受け取り、レーズンを使った商品を通じて、次は消費者にそのバトンを渡して行きたいと、口々に語っていました。

※カリフォルニア・レーズン協会では、5月付けで、リチャード・ガービディアン氏の辞任に伴い、クリス・ガンランド氏が会長に就任しました。

 
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