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■2007年6月26日■(RAC07/06-25)
第12回 カリフォルニア・レーズン 菓子新製品開発コンテスト
カリフォルニア・レーズン大賞は、
モンサンクレールの坂下寛志さんに決定!
カリフォルニア・レーズン協会(駐日事務所:東京都千代田区、代表:ジェフリー N. マクニール)では、6月23日(土)、「第12回 カリフォルニア・レーズン 菓子新製品開発コンテスト」の最終実技審査を東京製菓学校で、結果発表及び表彰式をホテル グランドパレスで実施しました。

このコンテストは、カリフォルニア・レーズンを使用した新製品の開発と商品化を促すため、菓子製造に関連する業界のすべての製品開発及び製造担当者を対象に実施しているものです。12回目となる今年度は、「生菓子・半生菓子部門」と「ギフト菓子(焼き菓子・干菓子)部門」の2部門を設定、作品は和・洋・中などジャンルを問わず、菓子分野を広く対象とし、多くの作品を募集しました。

その結果、応募総数は、生菓子・半生菓子部門77作品、ギフト菓子部門31作品の合計108作品が集まりました。この中から生菓子・半生菓子部門9作品、ギフト菓子部門5作品の合計14作品が最終実技審査に臨みました。

◆審査
審査は、中村 勇氏(東京製菓学校 副校長・理事)、柳 正司氏(社団法人 日本洋菓子協会連合会 技術指導委員)、永井紀之氏(社団法人 日本洋菓子協会連合会 技術指導委員)、坂 昭彦氏(有限会社 さか昭 和菓子創人)、中村 史氏(菓子・料理研究家)の5氏に加え、審査員長のジェフリー N. マクニール駐日代表を含む6名で行いました。

審査にあたりマクニール駐日代表は、本コンテスト応募の謝辞と共に、「全力を出し切っていただき、皆さんの創造性溢れる、素晴らしい作品を完成させてください。どんな作品になるのか試食を楽しみにしています。」と、ファイナリストを激励し、約3時間の実技審査がスタートしました。その後、試食と審議が行われ、作品の味、外観、市場性などを総合的に評価し、各賞を決定しました。


受賞者・審査員とカリフォルニア・レーズン協会ジェフリー N. マクニール駐日代表の記念写真
◆発表&表彰式
審査結果の発表、及び表彰式でマクニール駐日代表は、「本日は、私共の菓子コンテストにご参加頂きありがとうございました。皆様が作品に挑み、製作に励んでいる姿を見て、大変感銘を覚えました。今年は特に素晴らしい作品が多かったのではないかと感じております。カリフォルニア・レーズンは汎用性があり、栄養的にも優れていますので、色々な菓子に利用できることと思います。今後、皆様が開発された商品が店頭に並ぶことを今から楽しみにしています。」と挨拶し、14名のファイナリスト全員にゴールドメダルを授与、各賞の発表に移りました。

◆各賞
<カリフォルニア・レーズン大賞>は、坂下寛志(さかしたひろし)氏(モンサンクレール)の「reluire raisin(ルリュイール レザン)」、続いて<審査員特別賞>は、山口勇二(やまぐちゆうじ)氏(岩国菓房 ロワール)の「レーズンのバラドルス」、西園誠一郎(にしぞのせいいちろう)氏(グルメデリバリーシステム株式会社)の「Caramel-Raisin(キャラメル・レザン)」、また、<グッドアイデア賞>は、田崎典子(たざきのりこ)氏(株式会社亀屋万年堂)の「レーズン日和」が選ばれました。入賞した4名には表彰盾と、副賞として、「フレズノ研修旅行」招待の目録が贈呈されました。


カリフォルニア・レーズン大賞受賞作品:坂下寛志(さかしたひろし)氏(モンサンクレール)の「reluire raisin(ルリュイール レザン)」

審査員特別賞受賞作品:山口勇二(やまぐちゆうじ)氏(岩国菓房 ロワール)の「レーズンのバラドルス」

審査員特別賞受賞作品:西園誠一郎(にしぞのせいいちろう)氏(グルメデリバリーシステム株式会社)の「Caramel-Raisin(キャラメル・レザン)

グッドアイデア賞受賞作品:田崎典子(たざきのりこ)氏(株式会社亀屋万年堂)の「レーズン日和」


◆審査員の講評
中村勇氏は、「受賞者の皆さん、おめでとうございます。このコンテストで重要なのは、レーズンの下処理と、調合する素材の選び方でしょう。今回大賞を受賞したreluire raisin(ルリュイール レザン)は、ジュレに100%ぶどうジュース、ムースにマスカルポーネを使用、また、塩はフランス産のものを使うことによって、酸味、旨味を上手く出しており、全体のバランスが非常に良く取れた作品でした。また、レーズンのバラドルスは、細かく刻んだレーズンに伊予柑のピューレをミックスして、全体のショコラの味、そしてオレンジの風味とレーズンの食感を上手く融合していました。一方、Caramel-Raisin(キャラメル・レザン)は、レーズンの濃厚さに、隠し味としてジンジャービネガーを合わせたことと、キャラメルの甘味のなかに、上手く塩味を利かせていたところが良かった。最後に、レーズン日和は、ういろうのような食感の皮で、フリーズドライのぶどうの粉末を混ぜた餡を包み込み、食べた時にぶどうの風味が出るような処理をしていました。このように、レーズンの味だけをストレートに出すのではなく、レーズンの処理や調合する素材の選び方を工夫した作品が選ばれました。今後の新製品開発の参考にして下さい。」と、アドバイスしました。

坂昭彦氏は、自身の作品が1994年の受賞以来、店の看板商品として継続販売していることを踏まえて、「生み出すだけではなく、愛情と誇りを持って、商品を育てていってください。」とコメント。また、永井紀之氏は、「考えすぎて、却って本来のレーズンの美味しさを見失っているようにも思えました。レーズンの使い方において、もっとレーズンの可能性を追求するなど、もの作りの基本の姿勢で今後も取り組んでいってください。」と述べ、最後に柳正司氏は、「コンテストなので、どうしても見た目に凝ったもの、真新しいものを追求しがちですが、最終的には、“一口食べて美味しいかどうか”が問題です。結局、食べたときにお客さんにどう伝わるか、ということが大切なのです。また、これで終わりにするのではなく、コンテストというのはチャレンジすることが大事ですので、これからもがんばってください。」と激励しました。

◆入賞者のコメント
カリフォルニア・レーズン大賞を受賞した坂下氏は、「レーズンをメインにした作品を作るのは初めてでしたが、自分が納得いくまで作り込む時間があったのが良かったです。10月に発売を予定していますが、その時は水分をもっと増やして口どけを良くし、また、レーズンの美味しさを際立たせるような処理をしたいと考えています。」と、早くも商品化に向けて熱い思いを語りました。

カリフォルニア・レーズン協会では、今後もこうしたコンテストを通して、カリフォルニア・レーズンの効果的な使い方や、アイデアに富んだ新製品開発に役立つ情報や機会を提供していく予定です。各コンテストやセミナーの情報は、協会のホームページ(http://www.raisins-jp.org)でも紹介しています。


【付記1】第12回 カリフォルニア・レーズン 菓子新製品開発コンテスト実施概要
【付記2】第12回 カリフォルニア・レーズン 菓子新製品開発コンテスト最終実技審査結果
 
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