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成田空港で行われた出発式にて |
カリフォルニア・レーズン協会(所在地:東京都千代田区 駐日代表:ジェフリー マクニール)は、今年も協会主催のベーカリーおよび菓子新製品開発コンテスト受賞者による研修旅行を実施。一行は8月23日に成田を出発し、10日間の日程を終え9月1日に帰国しました。現在、受賞作品は商品化が次々と決定し、カリフォルニア・レーズン製品として消費者のもとへと広がりを見せています。
研修旅行は、コンテスト受賞者がカリフォルニア・レーズンについて理解をより深め、今後の製品開発に役立ててもらうことを目的に、毎年レーズンの収穫時期に合わせて実施しています。今年は、6月に行われた「第16回ベーカリー新製品開発コンテスト」の受賞者9名、「第12回菓子新製品開発コンテスト」の受賞者3名のほか、協会関係者を含む総勢18名が参加しました。また、アメリカでは韓国より、同様のパン・菓子コンテスト受賞者4名、協会関係者2名が合流し、同じ旅程を過ごしました。
一行は研修旅行の中で、ナパの料理大学(CIA=The Culinary Institute
of America)での食に関するセミナー受講や受賞作品製作、また、農場でのぶどうの手摘み、加工工場見学などを行いました。参加者たちは、レーズンに対する理解を深め、レーズンをさらに身近に感じ、加えてお互いの交流を深め合うことで、仲間という価値ある財産を得ることができました。
帰国後、受賞作品の多くは商品化が決定し、次々と販売されています。
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CIAにてコンテスト受賞作品を製作中、講師の説明に耳を傾ける参加者たち。 |
「The Culinary Institute
of America」での研修と
受賞作品製作
食のプロを育成するアメリカでも最大規模の料理大学、The Culinary Institute
of America/CIA のナパ校訪問は、毎年の研修旅行での主な活動の一つです。ナパバレーの歴史のあるワイナリーを校舎に改装したこの大学の施設を借り、参加者達は、フレズノでのカリフォルニア・レーズン協会本部主催レセプションで披露するため、各自の受賞作品を製作しました。2日間に渡り、準備から実際の製作までを行いましたが、いつもとは異なる材料、不慣れな機材や設備といった限られた環境の中での製作に、参加者達は戸惑いながらも、CIAの講師と相談したり、参加者同士が互いに協力し合ったりと試行錯誤し、見事に作品を作り上げました。このような状況下での厳しい製作を通し、パン、洋菓子、和菓子と異なる業種からの参加者、そして異国の参加者とも助け合い交流することができ、参加者からは「スキルアップにつながると実体験できた」、「他の業種の仕事現場を見ることができ良い刺激になった」と、貴重な体験の感想が聞かれました。
また、この2日間のCIA滞在中には、敷地内のハーブガーデンやレストランの見学、クープ ド モンドでの優勝経験もあるロバート
ジョリン氏を始めとするCIAの講師達による講義など、いくつかのプログラムが組み込まれ、参加者たちは有名講師による貴重な授業を熱心に聞き入り、2日目の終了時には一人一人に修了書が手渡されました。
カリフォルニア・レーズンの故郷、フレズノへ
自らの受賞作品の製作を終え緊張もほぐれてきた一行はCIAを後にし、カリフォルニア・レーズン協会本部のある、カリフォルニア・レーズンの故郷、フレズノへ移動しました。フレズノ到着の翌日は、まず、DOV(Dried
on Vine/枝付き乾燥)の農場を訪問し、枝についたまま乾燥させるレーズンの生産工程について視察した後、大規模なパッキング工場にて洗浄からパッキングまでの工程を見学しました。地平線まで一面ぶどう畑というスケールの大きさに感動し、また、いつも身近にあるレーズンという食材の製造工程を興味深く見ていました。
夜は、協会本部主催のレセプションに出席。一年間で最も忙しい収穫最盛期の中、約60名の生産者、加工業者が参加、CIAで製作したそれぞれの作品を披露しました。生産者にとり珍しい和菓子、日本や韓国の技術者が作るパン、洋菓子と、生産者たちの興味は尽きず、レセプションが終わる頃には全て無くなるほど好評で、参加者も自ら製作したレーズンの作品を通して、現地の生産者たちとの身振り手振りの交流に、大きな喜びを覚えたようです。
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広大なぶどう農園で、トンプソン・シードレス種のぶどうの手積み、天日干し作業を体験する
参加者たち |
畑での収穫作業を体験
早朝から収穫作業が行われているぶどう畑を訪れ、カリフォルニア・レーズンとなるトンプソン・シードレスの収穫作業を体験しました。40度以上の炎天下の中、果てしなく続く畝の一角から参加者24名が一斉に摘み取りを開始。瑞々しく熟した緑色のぶどうを一房ずつ丁寧に摘み取り、天日干しをするために畝にしいた紙の上にのせていきました。ぶどうの手摘み作業は思っていた以上に重労働で、一人で1時間かけて収穫できる量が1メートル四方の紙、2枚分程度にしかならないことに、参加者からは「こんなに大変だったなんて」、「作業の過酷さが身にしみた」という感想が多く聞かれました。実際に働いている労働者と同じ作業を経験することで、手間のかかる収穫作業の厳しさを再認識したようです。しかし、大変な作業でありながらも皆笑顔で「とても楽しかった」と、自分で収穫することに感動を覚え、また、広大なぶどう畑、緑色のぶどうを天日干しすると黒褐色のレーズンになること、ぶどうが甘くておいしいことなど、新たな発見も多くあったようです。これらの体験から「一粒一粒大切に使っていこうと思う」、「今後使用するときの思い入れが変わるだろう」とレーズンに対するさらなる愛着と、今回の経験を前向きに製作に生かしたいという思いを抱いたようでした。
受賞作品が次々と商品化へ
協会本部のレセプションで生産者たちから好評を博した入賞作品ですが、日本でも続々と商品化が決定し、消費者のもとへと広がっています。
「第16回ベーカリー新製品開発コンテスト」で、<カリフォルニア・レーズン大賞>を受賞した「黒糖レーズンマコロン」(長尾 有佳氏/フジパン(株)本社)は、11月1日より全国一斉発売が決定、同じく大賞受賞の「Jealousy
Raisin(ジェラシー・レーズン)」(佐々木 卓也氏/(株)ポンパドウル)も、11月1日よりポンパドウル68店舗にて全国展開で発売されることが決定しました。
<グッドアイデア賞>受賞の「ショコラレーズン」(山中 康央氏/日糧製パン(株))は、12月1日より北海道を中心としたスーパーマーケットやコンビニエンスストアでの発売展開が決まっており、「バニラレザン」(長谷川 美里氏/敷島製パン(株))も、12月1日から全国にて発売予定です。<消費者推薦優秀賞>の「クリーム
フレーム・シードレス(受賞作品名)」(須藤 秀雄氏/マリアージュ・ドゥ・ファリーヌ)も年内の発売を予定、現在準備中です。
また、すでに商品として店頭に並んでいる作品も4作品あります。<審査員特別賞>の「大地の恵み」(小林 健吾氏/(株)志津屋 京都駅店)、同じく<審査員特別賞>「ラムレーズンフレンチブレッド」(保要 信勝氏/ブレドール 金沢店)、<グッドアイデア賞>「ル・ポンドゥ・レザン」(山口 功三郎氏/(株)ドンク東京 銀座ジョアン店)、<駐日代表賞>「アロマティックレザン」(大西 かおり氏/(株)石村萬盛堂
セ・トレボン)が、現在各店舗にて好評発売中です。
「第12回菓子新製品開発コンテスト」の受賞作品では、<カリフォルニア・レーズン大賞>受賞の「Reluire
raisin(ルリュイール レザン)」(坂下 寛志氏/モンサンクレール)、<審査員特別賞>の「レーズンのバラドルス」(山口 勇二氏/岩国菓房 ロワール)が、すでに発売を開始しており、好評を博しています。<審査員特別賞>「Caramel
Raisin(キャラメル・レザン)(受賞作品名)」(西園 誠一郎氏/(株)ISSM)も、2008年2月頃より、インターネットでの販売に向けて準備を進めています。 |