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第14回 カリフォルニア・レーズン ベーカリー新製品開発コンテスト
カリフォルニア・レーズン大賞は、
京都の小畑絵美さんと、神奈川の渋谷健二さんに決定

カリフォルニア・レーズン協会は、「第14回 カリフォルニア・レーズン ベーカリー新製品開発コンテスト」の最終実技審査と表彰式を、2005年6月18日に行いました。部門は、「ホールセール・コンビニエンス製品部門」と「インストア・リテール製品部門」、及び歴代入賞者を対象とした「鉄人部門」の3部門。「鉄人部門」は、「カリフォルニア・レーズンを使った食パン」をテーマにし募集。応募状況は「ホールセール・コンビニエンス製品部門」29作品、「インストア・リテール製品部門」177作品、「鉄人部門」14作品で応募総数は220作品でした。この中から、「ホールセール・コンビニエンス製品部門」6作品、「インストア・リテール製品部門」11作品、「鉄人部門」3作品の合計20作品が第一次書類審査を通過、最終実技審査に臨みました。

◆審査
審査は、増田信司氏(増田企画 代表)をはじめ、飯塚良雄氏(Y. Iizuka 代表)、西川多紀子氏(全国パン専門新聞協会 会長)、赤坂みちよ氏(栄養士)、杉浦英明氏(社団法人 日本パン技術研究所講師)、渡辺明生氏(第13回コンテストの鉄人大賞受賞者)に加え、公募によって選ばれた「レーズンパン大好き!」という一般消費者代表、佐藤さやかさん、小林由樹子さん、内村美代子さんの3名、そして審査委員長のラリー D. ブラッグ駐日代表を含む10名で行われました。

実技審査は、3つのグループに分かれて行われ、ファイナリストの20人は、レーズン種などを使用した生地や、レーズンと相性のよい配合を研究し試作を重ねた生地に、レーズンと様々な食材をミックスしながら、思い思いのデザインに成型、焼成、最終工程のトッピングと、もくもくと作業を続けました。審査員は、出場者にレーズンの下処理の仕方、レシピ開発のキッカケなどを質問しながら、プロとしての技術を厳しくチェックしていました。一方、消費者審査員は、初めて見るプロのパン作りの技術や、作品に対する思いに感心しながら、レーズンと組み合わせる他の様々な食材に驚き、出来上がりの作品に想像を馳せながらチェック、消費者の目線で真剣に審査していました。約6時間の実技審査の後、出場者20名は作品のプレゼンテーションに移り、各作品の製作意図や工程、販売予定の有無、価格設定などについて説明しました。試食審査の後、10名の審査員により慎重な審議が行われ、入賞者を決定しました。

◆発表&表彰式 
表彰式でブラッグ駐日代表は、「今年で14回目を迎えるカリフォルニア・レーズンベーカリー新製品開発コンテストを、今年も開催できて嬉しい。日本へのカリフォルニア・レーズンの輸出量は、伸び続けており、昨年は、ここ数年で最高の33,000トンが輸出されました。コンテストで入賞者を決定するのは非常に難しく、今回もギリギリまで検討しました。何かを創りだすということは大変なことですが、何事も基本が大切です。このコンテストでは、基本はレーズンであり、消費者であると思います。また、歴代の入賞者が次世代を育て、その後輩など、若い応募者が増えてきていることを非常に嬉しく思います。皆さん、コンテストにご参加頂きありがとうございました。」と述べ、20名のファイナリスト全員にゴールドメダルを授与、各賞の発表に移りました。


第14回 カリフォルニア・レーズン ベーカリー新製品開発コンテスト入賞者及び審査員

◆各賞
第14回 カリフォルニア・レーズン ベーカリー新製品開発コンテスト 最終実技審査結果
氏名 作品名 勤務先
【カリフォルニア・レーズン大賞】
小畑 絵美 CALIFORNIA CARPET レ・ブレドオル
(京都府京都市)
渋谷 健二 ホワイトレーズンリング (株)神戸屋
(神奈川県海老名市)
【鉄人大賞】
*該当作品なし    
【審査員特別賞】
北方 真樹 プチレザン フジパン(株) 本社
(愛知県名古屋市)
旅田 勇人 スフレーズン (株)ドンク神戸 和歌山近鉄百貨店内
(和歌山県和歌山市)
相良 一公 レザン・シュール シェ・サガラ
(福岡県久留米市)
【グッドアイデア賞】
樋口 達也 レーズンの丘 (株)デイジイ 西川口店
(埼玉県川口市)
*該当作品なし    
【カリフォルニア・レーズン協会栄養士推薦賞】
小金井 利嗣 NAPA VALLEY (株)クラブハリエ
(滋賀県彦根市)
【消費者推薦優秀賞】
長島 勇弥 Raw Sugar Raisin (有)アリーゼ ブーランジェリーロビーゴ
(埼玉県さいたま市)

<カリフォルニア・レーズン大賞>は、インストア・リテール製品部門から、小畑絵美氏(レ・ブレドオル/京都市)の「CALIFORNIA CARPET」と、ホールセール・コンビニエンス製品部門から、渋谷健二氏(神戸屋/海老名市)の「ホワイトレーズンリング」が選ばれました。

<カリフォルニア・レーズン大賞>
インストア・リテール製品部門:小畑絵美氏(レ・ブレドオル/京都市)の受賞作品、「CALIFORNIA CARPET」

<カリフォルニア・レーズン大賞>
ホールセール・コンビニエンス製品部門:渋谷健二氏(神戸屋/海老名市)の受賞作品、「ホワイトレーズンリング」

◆審査員の講評
増田信司氏は、「今日の入賞作品は、仕込み、焼き上げ、その人の技と味などを審査した結果8名となりました。印象では、製作に手間をかけ過ぎて、洋菓子風の作品が多いなど、生産性やコストへの配慮が足りないのではないかと思いました。また、色々な副材料を使いすぎて、レーズンの特長を生かしきれない作品も多く残念でした。そうした厳しい状況の中で8名が入賞されたわけですが、歴代の入賞者には、5年間かけて入賞した人もいるので、今回賞に洩れた方はアイデアや技術を磨いて再びチャレンジしてください。プロとして、日々の努力を積み重ねる人が本当の職人。技術だけでなく、よい伝道師として自分を高め、次の世代を育ててほしい。」と述べ、出場者を激励しました。

飯塚良雄氏は、「生地から見直す時代。色々なものを混ぜすぎて、本来の味がわからなくなってきている。生地の勉強をもっとして、生地からレーズンを生かしてください。パンのコンテストという意味を、もう一度考え直していただき、レーズンをたくさん使った作品を作ってください。」と、コンテストの本来の目的の再認識を促しました。

赤坂みちよ氏は、小金井利嗣氏(クラブハリエ/彦根市)の「NAPA VALLEY」は、小口で食べやすく、味もよく、レーズンやレーズンペーストと、寒天や赤ワインなどの副材料との使い方が、栄養面でもバランスが取れていたことを評価。同氏は、「飽きない味で、手頃で、毎日食べられるレーズンパンを作ってください。レーズンパンがヘルシーなのは、小麦に足りない繊維や、塩分を排出するカリウムなどの様々な微量栄養素が含まれているからです。また、パンにレーズンを使用することで、保存性が高まり、日持ちがします。レーズンにもっとこだわったシンプルなパンを作ってください。」とアピール。

一方、3人の消費者審査員は、「審査は大変だったが、面白かったです。味は色んなバリエーションがあり、楽しめました。明日もレーズンパンを食べます。」、「レーズンパンが大好きで、うれしい時にレーズンパンを食べています。今日は、皆さんのパン作りへの愛情を見ることができて、うれしかったです。これからも、愛情がこもった美味しいパンを作ってください。」、「レシピ通りに作品が作られていくのを見て感心しました。」など、レーズンパンやプロの技術者のパン作りに対する思いを受け止めたコメントでした。

◆入賞者のコメント
カリフォルニア・レーズン大賞を受賞した小畑絵美氏は、「信じられないです。まだ実感はないが、嬉しいの一言です。生地のシンプルさやレーズンの特長を生かした作品作りが評価されたことが嬉しい。アメリカに行くのは初めてですが、カリフォルニアの熱い太陽を浴びて楽しみたいです。」とコメント。また、同じく大賞受賞の渋谷健二氏は、「カリフォルニア・レーズンは、価格的にも手頃で、量も増やせるから使いやすい材料です。6時間の製作時間はギリギリでしたが、しょうがをかくし味として加えるなど、工夫しました。鉄人大賞は、最大にして最後の目標です。」と、緊張の中にも、既に来年のコンテストへの意欲を伺わせていました。

最後に、ブラッグ駐日代表は、「本日は、ありがとうございました。今後もカリフォルニア・レーズンを使ったすばらしい新製品を期待しています。」と挨拶して閉会しました。

 
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