<カリフォルニア・レーズン大賞>は、「ホールセール・コンビニエンス製品部門」は、八木橋洋悦氏(味の素ベーカリー)がとろけるクリームのデザート感覚が新しい『レザン・デザート』で、「インストア・リテールベーカリー製品部門」は、山内靖史氏(室町ボンクール)がレーズンをふんだんに使った高級感ある『大人のラムレーズンクリームパン』で、そして「規定作品部門」は、松本郁広氏(ポンパドウル)が、見た目も美しいダージリンティー風味の『パン・カレ・オ・テ・ノワール・レザン』で、受賞しました。<審査員特別賞>は、インストア・リテールベーカリー製品部門の石川光治氏(横浜ポンパドウル)がそば粉を使い生姜をきかせた『月葡萄』で、合田知弘氏(ドンク北海道)が様々な食感が楽しめる4層仕立ての『シュープリームレザン』で選ばれました。
<グッドアイデア賞>には、インストア・リテールベーカリー製品部門から秋田雅生氏(K.YOKOYAMA)がシンプルで飽きのこない作品に仕上げた冷蔵発酵の『レーズンバゲット・ヴェネツィア風』、規定作品部門から飯住壽勝氏(森永乳業)が、フレズノのぶどう畑を色と味で食パンに表現した『レーズン畑の食パン』、楠田法久氏(コープベーカリー)が、トマトとチーズを組み合せ、耳までレーズンが楽しめる『ミラクルレーズン』にて受賞しました。3名の消費者代表審査員によって選ばれる<消費者推薦優秀賞>には、インストア・リテールベーカリー製品部門から瀬川智弘氏(ドンク東京)が、生地、フィリング、トッピング全てにレーズンを使った『これからは
レーズン、これからもレーズン』で、<カリフォルニア・レーズン協会駐日代表賞>には、ホールセール・コンビニエンス製品部門から出川雅史氏(エースベーカリー)が、チョコレートレーズンクリームがアクセントの『レーズンマフィンデニッシュ』で選ばれました。入賞した10名には、表彰盾と、副賞として、カリフォルニア・レーズンの故郷「フレズノ研修旅行」が贈呈されました。
◆審査員の講評
審査員を代表して増田信司氏より審査の総評がありました。増田氏は、「今回の応募作品は、インストア・リテールベーカリー製品部門でスイート系が70%、ハード系食事パンが30%の割合で、その189
作品の中でも自家製酵母を使用した作品が30%でした。自家製酵母ではレーズン種が多く見られましたが、他にヨーグルト、ビール酵母、穀物種、ライサワー、老麺などが使用されていました。ドライイーストや生イーストとの併用が多くなってきましたが、これは自家製酵母の欠点を補う為のもので、皆さんがよく研究されている結果だと思います。レーズンの処理方法では、ラム酒漬けの他、ワイン、ブランデー、焼酎、黒酢などを使った様々な方法が見られました。また今回は、ハーブやジンジャーなどの香辛料が多く使われていたのも特徴です。しかし、食材の使いすぎによって、レーズンが活かされない、味の調和が取れていないという面も見られました。今回のコンテストで最終実技審査まで残った22作品は、どれも立派な作品でした。惜しくも賞を逃した方は、1回や2回で諦めずに、賞を取るまで頑張ってください。今まで7回挑戦して大賞を取った方もいます。皆さんには、いつまでも技術者として謙虚であってほしい、そして、これからも技術と心を磨き、教養を高め、先輩として企業とパン業界の為に尽くしていってほしいと思っています。」と講評しました。
消費者代表審査員のコメント一般消費者の生の声を反映させる審査方法として、毎年レーズンパンが大好きな消費者を募り、3名が消費者代表審査員として審査に参加しています。今回参加した3名の消費者審査員は、「このようなコンテストで消費者の視点から審査をさせていただけたことは貴重な体験となりました。自分の審査が賞に反映されて嬉しいです」、「レーズンの使い方と言えば、私はラムレーズンしか思い浮かびませんが、プロの方の技術でこんなにもレーズンのおいしさが引き出せる方法があるのかと感動しました。はじめは、審査で22作品全てを試食するのは大変だろうと思っていましたが、実際はどの作品も素晴らしく、夢中で審査をしましたのであっという間でした」、「このようなプロの方の真剣な作業現場を拝見させていただき、とても勉強になりました」と述べました。 |