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第17回 カリフォルニア・レーズン ベーカリー新製品開発コンテスト
カリフォルニア・レーズン大賞は、味の素ベーカリーの八木橋洋悦氏、
室町ボンクールの山内靖史氏、ポンパドウルの松本郁広氏に決定!


表彰式にて、10名の入賞者と9名の審査員による記念撮影
カリフォルニア・レーズン協会は、2008年6月21日(土)、「第17回カリフォルニア・レーズン ベーカリー新製品開発コンテスト」の最終実技審査を日本パン技術研究所にて実施し、最終審査対象に選ばれた22の優秀作品の中から大賞3作品を含む合計10の入賞作品を決定、表彰しました。

◆審査
最終実技審査は、増田信二氏(増田企画 代表)をはじめ、竹谷光司氏(アメリカ穀物化学者協会[AACCINTERNATIONAL]日本支部 支部長)、高橋朗氏(東京製菓学校 パン科課長)、近藤敦志氏(エコール・辻・東京 パン教授)、杉浦英明氏(社団法人日本パン技術研究所)、公募で選ばれたレーズンパンが大好きな消費者代表の3名、そして審査委員長のジェフリー N. マクニール代表の9名によって行われました。前日の仕込み作業(4時間)、当日の約6時間に及ぶ実技審査の後、ファイナリストによるプレゼンテーションと質疑応答、試食審査が行われ、それぞれの作品の製作意図や工程などについて説明しました。その後、9名の審査員による慎重な審議が行われ、10名の入賞者が決定しました。

◆発表&表彰式
表彰式でマクニール代表は、22名の最終実技審査出場者に向け、「実に厳しい競争率の中勝ち抜かれてきた皆様は、すでに勝者です。私はコンテストの度に、皆様の技術の高さ、その芸術性の素晴らしさ、美しさに強く感銘を受けていますが、本日も例外ではありませんでした。創造力を生かしたオリジナリティーに富んだ作品を目の当たりにして、私にとって今までの中でも特に採点の難しいコンテストとなりました。一つ一つの作品が本当に美味しく、カリフォルニア・レーズンをとても上手に活かして作られていると感じました。ここにいる皆様には心からの賞賛を贈りたいと思います。皆様の素晴らしい作品のひとつひとつが、お店に並ぶことを楽しみにしております。」と、述べました。そして22名のファイナリスト全員にゴールドメダルを授与した後、各賞の発表と表彰盾の授与が行われました。

◆各賞

部門 名前 作品名 勤務先名
【カリフォルニア・レーズン大賞】
ホールセール・
コンビニエンス製品部門
八木橋 洋悦 レザン・デザート 味の素ベーカリー(株)
インストア・
リテールベーカリー製品部門
山内 靖史 大人のラムレーズン
クリームパン
(株)室町ボンクール
規定作品部門※ 松本 郁広 パン・カレ・オ・テ・
ノワール・レザン
(株)ポンパドウル
【審査員特別賞】
インストア・
リテールベーカリー製品部門
石川 光治 月葡萄 (株)横浜ポンパドウル
インストア・
リテールベーカリー製品部門
合田 知弘 シュープリームレザン (株)ドンク北海道
【グッドアイデア賞】
インストア・
リテールベーカリー製品部門
秋田 雅生 レーズンバゲット・
ヴェネツィア風
K.YOKOYAMA(株)
規定作品部門※ 飯住 壽勝 レーズン畑の食パン 森永乳業(株)
規定作品部門※ 楠田 法久 ミラクルレーズン (株)コープベーカリー
【消費者推薦優秀賞】
インストア・
リテールベーカリー製品部門
瀬川 智弘 これからは レーズン、
これからもレーズン
(株)ドンク東京
【駐日代表賞】
ホールセール・
コンビニエンス製品部門
出川 雅史 レーズンマフィン
デニッシュ
エースベーカリー(株)

<カリフォルニア・レーズン大賞>は、「ホールセール・コンビニエンス製品部門」は、八木橋洋悦氏(味の素ベーカリー)がとろけるクリームのデザート感覚が新しい『レザン・デザート』で、「インストア・リテールベーカリー製品部門」は、山内靖史氏(室町ボンクール)がレーズンをふんだんに使った高級感ある『大人のラムレーズンクリームパン』で、そして「規定作品部門」は、松本郁広氏(ポンパドウル)が、見た目も美しいダージリンティー風味の『パン・カレ・オ・テ・ノワール・レザン』で、受賞しました。<審査員特別賞>は、インストア・リテールベーカリー製品部門の石川光治氏(横浜ポンパドウル)がそば粉を使い生姜をきかせた『月葡萄』で、合田知弘氏(ドンク北海道)が様々な食感が楽しめる4層仕立ての『シュープリームレザン』で選ばれました。

<グッドアイデア賞>には、インストア・リテールベーカリー製品部門から秋田雅生氏(K.YOKOYAMA)がシンプルで飽きのこない作品に仕上げた冷蔵発酵の『レーズンバゲット・ヴェネツィア風』、規定作品部門から飯住壽勝氏(森永乳業)が、フレズノのぶどう畑を色と味で食パンに表現した『レーズン畑の食パン』、楠田法久氏(コープベーカリー)が、トマトとチーズを組み合せ、耳までレーズンが楽しめる『ミラクルレーズン』にて受賞しました。3名の消費者代表審査員によって選ばれる<消費者推薦優秀賞>には、インストア・リテールベーカリー製品部門から瀬川智弘氏(ドンク東京)が、生地、フィリング、トッピング全てにレーズンを使った『これからは レーズン、これからもレーズン』で、<カリフォルニア・レーズン協会駐日代表賞>には、ホールセール・コンビニエンス製品部門から出川雅史氏(エースベーカリー)が、チョコレートレーズンクリームがアクセントの『レーズンマフィンデニッシュ』で選ばれました。入賞した10名には、表彰盾と、副賞として、カリフォルニア・レーズンの故郷「フレズノ研修旅行」が贈呈されました。

◆審査員の講評
審査員を代表して増田信司氏より審査の総評がありました。増田氏は、「今回の応募作品は、インストア・リテールベーカリー製品部門でスイート系が70%、ハード系食事パンが30%の割合で、その189 作品の中でも自家製酵母を使用した作品が30%でした。自家製酵母ではレーズン種が多く見られましたが、他にヨーグルト、ビール酵母、穀物種、ライサワー、老麺などが使用されていました。ドライイーストや生イーストとの併用が多くなってきましたが、これは自家製酵母の欠点を補う為のもので、皆さんがよく研究されている結果だと思います。レーズンの処理方法では、ラム酒漬けの他、ワイン、ブランデー、焼酎、黒酢などを使った様々な方法が見られました。また今回は、ハーブやジンジャーなどの香辛料が多く使われていたのも特徴です。しかし、食材の使いすぎによって、レーズンが活かされない、味の調和が取れていないという面も見られました。今回のコンテストで最終実技審査まで残った22作品は、どれも立派な作品でした。惜しくも賞を逃した方は、1回や2回で諦めずに、賞を取るまで頑張ってください。今まで7回挑戦して大賞を取った方もいます。皆さんには、いつまでも技術者として謙虚であってほしい、そして、これからも技術と心を磨き、教養を高め、先輩として企業とパン業界の為に尽くしていってほしいと思っています。」と講評しました。

消費者代表審査員のコメント一般消費者の生の声を反映させる審査方法として、毎年レーズンパンが大好きな消費者を募り、3名が消費者代表審査員として審査に参加しています。今回参加した3名の消費者審査員は、「このようなコンテストで消費者の視点から審査をさせていただけたことは貴重な体験となりました。自分の審査が賞に反映されて嬉しいです」、「レーズンの使い方と言えば、私はラムレーズンしか思い浮かびませんが、プロの方の技術でこんなにもレーズンのおいしさが引き出せる方法があるのかと感動しました。はじめは、審査で22作品全てを試食するのは大変だろうと思っていましたが、実際はどの作品も素晴らしく、夢中で審査をしましたのであっという間でした」、「このようなプロの方の真剣な作業現場を拝見させていただき、とても勉強になりました」と述べました。

◆カリフォルニア・レーズン大賞受賞者のコメント
ホールセール・コンビニエンス製品部門:八木橋 洋悦氏(味の素ベーカリー)『レザン・デザート』
この業界に入って二十数年ですがこんなに嬉しい日はありません。ホールセール製品として袋に入れて売るパンは、なかなか手の込んだことができませんが、その中でレンジで温めて食べるパンを考えました。このパンはレンジで温めると中からレーズンとチーズで作ったクリームがとろりと溶けて、デザートのように贅沢感を味わうことができます。これからは、袋のパンにももっと技術を生かして価値を与え、お客さまに喜んでもらえるようにしたいと思っています。
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インストア・リテールベーカリー製品部門:山内 靖史氏(室町ボンクール) 『大人のラムレーズンクリームパン』
このような賞をいただいて感謝の気持ちでいっぱいです。この作品は普通のクリームパンと一緒に並べて売ることを考えて作りました。ベーカリーはおいしいパンと一緒にパンを選ぶことも楽しんでもらえる場所です。お客さまには違いを楽しみながら買ってもらいたいと思っています。そしてそこから会話が生まれたら楽しいだろうな、という気持ちで作った作品です。
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規定作品部門:松本 郁広氏(ポンパドウル) 『パン・カレ・オ・テ・ノワール・レザン』
信じられない気持ちです。この作品のコンセプトは、自分へのご褒美や、大切な人へのプレゼント等、贈答品になる製品として考えました。作品を製作する上では、いかにレーズンをうまく活かすかを考えました。他の材料はあまり使わずレーズンの旨味を重視して、レーズンをふんだんに使ったつもりです。
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カリフォルニア・レーズン大賞受賞作品「大人のラムレーズンクリームパン」(山内靖史氏・室町ボンクール)の7月18日発売を始めとして、入賞作品の中には早くも商品化が決定しているものもあり、今後、続々と店頭に並ぶ予定です。カリフォルニア・レーズン協会では、今後もコンテストやセミナーを通して、カリフォルニア・レーズンの使い方や新製品開発のアイデアを提供します。

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